Jabraはデンマークに本社のある企業(GNオーディオ)のオーディオブランドで、世界100か国以上で製品を販売している「補聴器および音響機器の製造販売」を行なっているメーカーです。
Jabraから発売されている完全ワイヤレスイヤホンはどのモデルも音質や通話性能に優れていることが特徴です。ノイズキャンセル機能(周囲の騒音を抑える機能)や専用アプリ展開で好みの音質に調整することができるなど、イヤホンとして高い完成度を誇ります。
機能・価格・デザイン性に対する完成度が高く、口コミ・評判も高評価です。
この記事ではJabra Eliteシリーズとして販売されている、おすすめの以下モデルを比較・紹介しています。
- Jabra Elite 85t:フラッグシップモデル
- Jabra Elite 7 pro:音楽・通話に最適
- Jabra Elite 7 active:音楽・運動時に最適
- Jabra Elite 5:音楽・通話・価格のバランスが良い
- Jabra Elite 4 active:運動時に最適
- Jabra Elite 4 : ANC搭載エントリーモデル
- Jabra Elite 3:Jabraイヤホンを試したい
それぞれのモデルごとの特徴や強みは異なるため、Jabraイヤホン選びの参考にしてください。
- Jabra Elite シリーズの特徴
- Jabra Elite シリーズの比較と選び方
Jabra Elite シリーズの特徴

Jabra Elite シリーズはJabraから発売されている完全ワイヤレスイヤホンになり、モデル名にはJabra Elite ○○といった数字が使用されています。数字が高いほど高性能なイヤホンとなり、発売されている順番ではありません。
モデルごとに音質や性能の差はありますが、モデル全体に共通しているポイントもいくつかあるため紹介していきます。
- 防塵防水性能が高い
- 付属ケースで充電することができる
- 専用アプリでイコライザー調整(音質補正)ができる
- イコライザー調整無しでも高音質
- アプリはAndroid / iOSに対応(Jabra Sound+)
- シンプルデザインながら高品質な質感
- カラーラインナップが豊富
豊富なカラーラインナップ

カラーライナップはモデルごとに複数あり、暗めのカラーから明るめのカラーまで幅広く展開されています。好みのカラーを見つけることができるところもイヤホン選びでは嬉しいポイントです。
優秀なノイズキャンセル機能と使い勝手の良いヒアスルー機能

エントリーモデルであるElite 3以外はノイズキャンセリング機能(アクティブノイズキャンセル/パッシブノイズキャンセル)を備えています。
また、ヒアスルー機能搭載・通話用のマイクが本体に内蔵しているなど、音楽を聴く+αの機能が搭載されているため性能は申し分ありません。
ヒアスルー機能は「外部音取り込み」機能と呼ばれ、ノイズキャンセルの逆の機能となります。イヤホンで音を聴きながら周囲の音をイヤホンに取り込み、「聞こえるようにする」機能です。
外出時に車の音など周囲の音を完全に遮断しないように、安全性を優先したい場合に利用します。
ノイズキャンセリングモードやヒアスルーモードは物理ボタンを押すだけで切り替えることが可能です。
通話に特化しているモデルもあり、普段利用だけでなくテレワークやオフィスなどのビジネス(通話やWeb会議)用で使っている方も多く見かけます。
Jabra Elite シリーズ 比較
Jabraから発売されているJabra Eliteシリーズのイヤホンは7種類です。
それぞれのイヤホンで音質や使い勝手を含めた口コミ・評判はとても高いのですが、特徴や機能は少しずつ異なっています。
本記事では2023年9月時点で発売されている7機種のJabra イヤホンを紹介しています。モデルごとの簡単な特徴としては以下のようになりますが、どのようなイヤホンを探しているかによっておすすめのイヤホンは変わってきます。
- Jabra Elite 85t
- フラッグシップモデル。大口径ドライバでNo1の音質。ANC搭載。
- 音質に妥協したくない、音楽メインの用途におすすめ。
- Jabra Elite 7 Pro
- コンパクト・高音質でANC搭載。通話性能にも特化している。
- 音質に妥協したくない、通話を頻繁にする場合におすすめ。
- Jabra Elite 7 Active
- コンパクトで装着感に優れている。運動時に最適。ANC搭載。
- 耳へのフィット感、運動時に音楽を聴く場合におすすめ。
- Jabra Elite 5
- 6マイク搭載(Elite 85同等)、AAC、aptX、SBCのコーデックに対応。
- 音楽・通話性能を重視しながらも価格を優先したい場合におすすめ。
- Jabra Elite 4 Active
- 運動時に最適。価格を抑えながらもANC搭載でコストパフォーマンスが高い。
- 運動時に使いたい、コストパフォーマンスを優先したい場合におすすめ。
- Jabra Elite 4
- ビジネス・ワークアウト問わず長時間利用可能でANCも搭載。
- 価格を抑えながらもANC機能が欲しい場合におすすめ。
- Jabra Elite 3
- エントリーモデル。音楽よりも通話重視でイヤホンを使用したい方向け。
- Jabraイヤホンを一度使ってみたい場合におすすめ。
それぞれのモデルについて、向いている場面・特徴・音質など詳細を紹介していきます。
Jabra Elite 85t

Jabra Elite 85tはJabra Eliteシリーズのフラッグシップモデルになります。
発売は2020年になり、後継として2021年にElite 7 ProとElite 7 Activeが発売されています。機能や音質性能はElite85tが上位となります。
唯一の大口径ドライバを搭載していて、音質に妥協したくない場合は最もおすすめのモデルとなります。
Jabra Elite 85t 特徴
低音から高音までバランス良く音が出力されます。また、Jabra専用アプリのSound+で自分好みの音に調整することもできます。
重量としては他のモデルと比較して1g〜2g程重くなりますが、1円玉1枚程度のため全く気になることはありません。
Jabra Elite 85t 音質

Eliteシリーズの中でも最高音質になり、アクティブノイズキャンセリング専用プロセッサ内蔵・12mmスピーカーから響くパワフルなサウンドが特徴です。
スピーカーサイズはシリーズの中で一番大きく、最も幅広い領域の音をパワフルに出力することができます。また、IPX4準拠の防水性能を備えていることから、日常使いもしやすいです。
高品質のイヤホンを求めている方(音質を重要視したい方)、イヤホン選びに妥協したくない方におすすめできるモデルです。
Jabra Elite 85tの製品レビューはこちら。

Jabra Elite 7 Pro

2021年11月に発売されたモデルであり、全体的に高スペックでありながら通話性能に優れています。
音を楽しみながらも、イヤホンで通話を多く行う方におすすめのモデルとなります。フラッグシップモデルであるElite 85よりも後に発売されているため、形状やBluetoothバージョンはこちらの方が最新の技術が使われています。
Jabra Elite 7 Pro 特徴
Jabraマルチセンサーボイスという最先端の技術を採用し、通話品質を向上させています。
風切り音の除去も可能としているため、外出時の通話で相手に不快な思いをさせることもありません。
Jabra マルチセンサーボイスには4つの高機能マイク、両方のイヤホンに1つずつ備わった高性能音声認識 (VPU) センサーが備わり、日常の通話品質を根本的に改善します。
Jabra公式
強風時には、VPU センサーの骨伝導テクノロジーが自動的に起動し、顎の振動から伝達される音声を捉え、Jabra独自の高度なアルゴリズムで風切り音や障害となるノイズを検出し除去するため、文字通りどこにいても最高にクリアな通話体験が実現します。
Jabra公式
Jabra Elite 7 Pro 音質

イコライザーで未調整の場合、音で耳が疲れることの無いようバランスの取れたフラットな音域が特徴です。
通話に特化した技術を取り入れることで、ノイズに強くクリアなマイク性能を実現しています。また、IP57の高い防水性能を備えているため、雨に濡れる程度では壊れることもありません。
高音質・高スペックで通話品質を重要視したい方におすすめです。
Jabra Elite 7 Active

2021年11月に発売されたモデルであり、フィット感が優れていることから運動時の使用が最適で、Jabraシリーズの中で最もコンパクトなアクティブイヤホンになります。
Jabra Elite 7 Active 特徴
コンパクトなサイズでありながら、音質・装着感に優れた機器になります。
Jabraは、ワークアウト中にも安定したフィット感を実現するスポーツ用イヤホンのために Jabra シェークグリップテクノロジーを開発しました。どんな激しいワークアウトでも、しっかりとフィットし続けます。
Jabra公式
Jabra Elite 7 Active 音質

フラットな音質が特徴ですが、Sound+でイコライザー調整することができるため、好みの音に仕上げることができます。
運動時にイヤホンを使用したい、コンパクトかつ耳にフィットするイヤホンを探している方におすすめです。
Jabra Elite 5

2022年5月に発売されたモデルです。ミドルモデルのため、音質・通話性能を高めながらも価格は抑えめになっています。
音楽鑑賞がメインの場合におすすめのモデルです。
Jabra Elite 5 特徴
他のEliteシリーズにはない、唯一オーディオコーデックが3対応しています。
オーディオコーデック
SBC、AAC、および QualComm aptX コーデック。かなりマニアックですが、すばらしい音質を約束します。
引用元:Jabra公式
Jabra Elite 5 Active 音質
全体的にフラットで軽やかな音質になります。中音域よりのためメリハリはあまりあまりませんが、こもる感じもなく長時間の利用でも疲れにくいと感じました。
また、ハイブリッドANCにも対応しています。内側・外側にあるマイクを、外側からのノイズと内側からのノイズを除去することで、通常のANCよりも幅広い周波数を軽減しています。
音質を重視しながらも通話もしたい、でも価格は抑えたいという方におすすめです。
Jabra Elite 4 Active

2022年に発売されたモデルです。
価格も他のEliteシリーズと比べて安価でありながら、スポーツ向けに設計されたコストパフォーマンスの高いモデルになっています。
Jabra Elite 4 Active 特徴
スポーツ時の利用を考えられて設計されています。
ウィングのない人間工学に基づいたデザインにより、Elite 4 Active は快適で邪魔にならず、アクティブなライフスタイルに最適です。ワークアウトでもリラックスタイムでも。外出先でも自然にフィットするデザインで、スポーツイヤホンのメリットすべてを楽しめます。
Jabra公式
Jabra Elite 4 Active 音質
少し低音が強めではありますが、耳が疲れにくいようにチューニングされています。
運動しながら音楽を楽しみたい、コストパフォーマンスの高いイヤホンを探している方におすすめです。
Jabra Elite 4

2023年に発売された最新モデルとなりますが、EliteシリーズではANC(アクティブノイズキャンセリング)搭載のエントリーモデルになるため、価格は高級イヤホンとしては抑えめです。
Jabra Elite 4 特徴
片耳モードを使用することで、右イヤホンを使用しながら左イヤホンを充電するといった使い方ができます。音楽・プライベートどちらも快適に利用することができます。
Jabra Elite 4 音質
低音域と比較すると高音域は抑えめになっていますが、全体としては少し迫力のある音に仕上がっています。
Jabra Elite 3

Eliteシリーズではエントリーモデルになり、価格は1万円以下となります。
残念ながらアクティブノイズキャンセリングは搭載していませんが、遮音設計によるパッシブノイズキャンセリングにより外部を遮断するようにデザインされています。
Jabra Elite 3 特徴
片耳モードを使用することで、右イヤホンを使用しながら左イヤホンを充電するといった使い方ができます。
音楽を聞くよりも、通話性能に比重を置いたモデルになります。
Jabra Elite 3 音質
一般的な他のイヤホンよりは良い音質ではありますが、Eliteシリーズの中では可もなく不可もなくといったところです。
通話メインでイヤホンを使用したい、Jabraイヤホンを一度使用してみたいという方におすすめです。
Jabra Elite シリーズ 比較まとめ
Jabra Elite シリーズのそれぞれの特徴をまとめました。
どのモデルも価格に見合う音質・機能を備えていますが、自分の用途に合うモデルを選ぶと失敗することもなくなります。
Jabraイヤホンは性能が高いことで有名ですが、種類も多くどのモデルを選んだら良いのか迷いがちです。最後に、再度モデルごとの特徴をまとめていますので、是非Jabraイヤホン選びの参考にしてください。
- Jabra Elite 85t
- フラッグシップモデル。大口径ドライバでNo1の音質。ANC搭載。
- 音質に妥協したくない、音楽メインの用途におすすめ。
- Jabra Elite 7 Pro
- コンパクト・高音質でANC搭載。通話性能にも特化している。
- 音質に妥協したくない、通話を頻繁にする場合におすすめ。
- Jabra Elite 7 Active
- コンパクトで装着感に優れている。運動時に最適。ANC搭載。
- 耳へのフィット感、運動時に音楽を聴く場合におすすめ。
- Jabra Elite 5
- 6マイク搭載(Elite 85同等)、AAC、aptX、SBCのコーデックに対応。
- 音楽・通話性能を重視しながらも価格を優先したい場合におすすめ。
- Jabra Elite 4 Active
- 運動時に最適。価格を抑えながらもANC搭載でコストパフォーマンスが高い。
- 運動時に使いたい、コストパフォーマンスを優先したい場合におすすめ。
- Jabra Elite 4
- ビジネス・ワークアウト問わず長時間利用可能でANCも搭載。
- 価格を抑えながらもANC機能が欲しい場合におすすめ。
- Jabra Elite 3
- エントリーモデル。音楽よりも通話重視でイヤホンを使用したい方向け。
- Jabraイヤホンを一度使ってみたい場合におすすめ。