紙の本と電子書籍どちらがいいのかは、度々見かける比較内容です。
実際のところこの内容に解は無く、シチュエーションや目的によって使い分けることが必要です。
それぞれにメリット・デメリットがあり、使い分けることで効率よく文字に触れる機会を増やすことができます。
文字に触れる機会を増やすことは、読書を継続させることにもつながります。
私は高校生まで漫画か参考書でしか文字を読まなかったのですが、電子書籍(Kindle)を購入してからは文字に触れる機会を増やすことができました。
今では紙の本と電子書籍を使い分けて読書を楽しんでいます。
- 紙の本と電子書籍のそれぞれのメリット・デメリット
- 紙の本と電子書籍を使い分けシチュエーション
紙の本のメリット・デメリット

紙の本のメリットとデメリットを7つあげてみました。
紙という「物理的なもの」であることに関係する内容が多いです。
紙の本のメリット
- 紙の質感を味わえる
- コレクション性がある
- 流し見できる
- 売れる・中古で買える
- 貸し借りできる
- 目が疲れにくい
- メンテナンス不要
紙の本のデメリット
- 持ち運びが不便
- 劣化する
- 欲しい本があっても手に入れるまでタイムラグがある
- 保管場所が必要
- 文字が小さいと読みにくい
- 情報の保存に工夫が必要
- 破れたりしたら修復できない
所有欲を満たし、部屋に置けるということでコレクション性が増します。
反面、それが部屋のスペースを圧迫して本棚に家賃を払わなければいけない状況となると、大きなデメリットになります。
電子書籍のメリット・デメリット

電子書籍のメリット・デメリットをそれぞれ7つあげてみました。
電子データという「物理的に存在しないこと」であることに関係する内容が多いです。
電子書籍のメリット
- 持ち運びに便利
- 端末の幅が広い(スマホ、タブレット、パソコンどれからでも見れる)
- 片手で読める
- 金額が安い
- データなのでいつでも買える
- スクリーンショットですぐに情報を保存できる
- 拡大できる
- 防水性であればお風呂場でも読める
電子書籍のデメリット
- 紙の質感を味わえない
- コレクション性がない
- 流し見できない
- 中古で買えない・売れない
- 充電する必要がある
- 液晶画面だと目が疲れやすい(Kindleなど専用端末では改善)
- 貸し借りできない
電子書籍はデータであるため場所を必要としません。
これは大きなメリットではありますが、コレクション性が無いことや図書館や友人と本の貸し借りができないことがデメリットにつながります。
電子書籍では目が疲れる、という人はスマートフォンやタブレットで読むことが多いのではないでしょうか。
その場合はKindleで本を読むことをおすすめします。読む感覚は紙の本と近く、目の疲れは軽減されます。

Kindleは小説やビジネス書など文字中心の書籍を読むことに関しては最適ですが、図鑑や雑誌など「図」を見ることには適していません。
画面は白黒であり、ピンポイントで拡大させることができません。
紙の本と電子書籍をシチュエーションで使い分ける
紙の本と電子書籍それぞれのメリット・デメリットを紹介しましたが、それぞれの特徴を活かせるシチュエーションで利用することがおすすめです。
以下のシチュエーションでそれぞれ紹介していきます。
- 技術書や図鑑、雑誌、勉強に関する本を読みたい
- 小説やビジネス書など図が少ない本を読みたい
- 漫画を読みたい
技術書や図鑑、雑誌、勉強する時は紙の本がおすすめ
図や絵が多い図鑑や雑誌は紙の本の方が読みやすいです。
これは図鑑や雑誌がその紙の大きさで内容がデザインされていることが理由です。
技術書や勉強については、気になるページを辞書的に使用する場合は紙の本の方が扱いやすいです。
勉強に関してはもう一つ理由があります。
それは1ページずつしっかり読むよりも、流し読みを7回した方が効率よく知識を得られることにあります。
速読の部類になり少し慣れが必要ですが、こちらの本でも紹介しているため参考にしてください。

電子書籍でも似たようなことはできますが、紙の本の方は目が疲れにくいなどのメリットを活かさせます。
(電子書籍での速読は目が結構疲れます。)
小説やビジネス書は電子書籍がおすすめ
小説やビジネス書は1ページ目から順を追って読むことになるため、電子書籍がおすすめです。
出先でも電子書籍のアプリケーションを開くと前回読んだページから再開できます。
漫画は好みが分かれる
漫画はコレクション性や購入特典などもありますので、好みが分かれます。それに電子書籍でのみ売っている漫画もあります。
本当に好きな作品だけ紙で購入し、それ以外は電子書籍に置き換えると省スペースに保管することができます。
漫画は1作品で何十冊にも及び場合があるので、漫画好きの人は漫画に家賃や部屋を貸している状況にならないようにしましょう。
まとめ:紙の本と電子書籍に優劣は無い

紙の本と電子書籍に優劣は無い|デメリットを理解して両方のメリットを活かそうについて解説しました。
- 図鑑・雑誌・技術書・勉強するときなど
- 図が多く、販売している紙の大きさでデザインされているもの
- 小説・ビジネス書など
- 文字が多く、1ページ目からじっくり読むタイプのもの
紙の本・電子書籍どちらが良いということにこだわらず、それぞれのメリットを活用して快適な読書ライフを楽しんでいきましょう!