普段はテレワーク(リモートワーク/在宅ワーク)のため自宅で仕事をすることがほとんどのため、山善から発売されている昇降デスク(電動)を自宅に導入しました。
山善の電動式昇降デスクは高さを本体に記録登録しておくことができ、ボタン一つで自由に高さを変えることができます。座り姿勢・立ち姿勢(スタンディング)を簡単に切り替えることで、集中力の維持や眠気対策にもつながります。
スタンディングデスクを使うメリット
- 足の筋肉を使う(ストレッチ・足踏みしながら作業できる)
- 姿勢改善になり、肩こりや猫背対策になる
- 座り・立ちの切替で眠気対策・集中力が向上する
電動昇降式であれば静音でスムーズな高さ調整もできます。この記事では、山善 電動昇降式デスクについて以下のポイントで解説していきます。デスク選びの参考にしていただけたら幸いです。
- 電動昇降デスクを購入した経緯
- 山善 電動昇降デスクの特徴
- 山善 電動昇降デスクの組み立て方
- 山善 電動昇降デスクのメリット・注意点
山善 電動昇降式デスクを購入した経緯
これまではAmazonで購入した3000円程度の机を使用して仕事(テレワーク)やブログを更新していましたが、毎日朝から夜中まで椅子に座り続ける生活を送っていると非常に疲れます。
座り続けると辛いという悩みは電動昇降デスクを導入することで解決することができると考え、コストパフォーマンスの高い山善の電動昇降デスクを導入することにしました。
作業しながらでもスムーズに、ワンタッチでスタンディング形式に移行できるのは電動ならではの強みです。
食後など眠気がある時にも、スタンディングに切り替えることで集中力を維持することができます。山善昇降デスクでは4つの高さを記録でき、ボタン1つで高さを変更することができます。
なぜ山善を選んだのか?
電動昇降デスクは他のメーカーからも多くの種類が発売されていて、例えば以下のメーカーから発売されています。
これらの中でなぜ山善の電動昇降式デスクを選んだのかというと、以下の特徴を全て満たす電動昇降式デスクの中でコストパフォーマンスが高い製品であるからです。
- 天板のサイズが120cm×70cmと広い作業スペースを確保
- 2モーター(静音・早い・安定昇降になる)搭載
- メモリー機能(デスクの高さを保存)
- 重量40Kg、耐荷重80Kg(強靭性)
- 衝突検知(デスク・周辺の破損防止)
山善 電動昇降式デスクのスペック
山善 電動昇降デスクのスペックを以下の表にまとめています。
メーカー | 山善 YAMAZEN |
商品名 | ELD-FS(MWH)/T1200(BK) |
サイズ | 120cm×70cm(昇降は71cm~117cm、1cm単位で調整) |
カラー | 6色の組み合わせで展開 |
重量 | 40Kg(耐重量80Kg) |
天板の厚み | 2cm |
山善 電動昇降式デスクの機能
主な機能としては「メモリー機能」と「衝突検知機能」の2つです。
メモリー機能ではデスクの高さを登録、ボタン一つで呼び出することができます。
衝突検知機能ではデスク昇降動作に障害物を検知すると自動でモーターが止まり、「上昇中なら5cm下降」「下降中なら5cm上昇」することで周辺の破損を防いでくれます。
メモリー機能
デスクの高さを変更するにはデスク前面右にあるコントローラーで操作します。
- LEDパネル(高さを表示)
- 「↑」高さ上昇(1cm単位)
- 「↓」高さ下降(1cm単位)
- 「1」1に記録した高さに変更
- 「2」2に記録した高さに変更
- 「3」3に記録した高さに変更
- 「4」4に記録した高さに変更
- 「M」今の高さを任意の番号に登録
直感的な操作でわかりやすく、高さも1cm単位で細かく設定することができます。
座って利用するときの高さやスタンディング状態の高さを保存しておくことで、ワンタッチでスムーズに調整したい高さへ変更することができます。
衝突検知
デスクの上下昇降中に障害物にぶつかると、センサーが障害物を検知します。
検知すると動作を停止し、
- 天板が昇降しているときは約5cm下に戻る
- 天板が下降しているときは約5cm上に戻る
昇降動作時には周囲を確認することが必須ですが、もしもの時に備えることができます。
山善 電動昇降式デスクの組み立て
組み立て工程の簡単な流れと難易度を紹介していきます。
- 箱の開封 難易度☆☆☆
- 足の取り付け 難易度☆☆☆
- 配線の取り付け 難易度☆
- デスクを裏返す 難易度☆☆☆☆☆
- デスクの設置 難易度☆☆☆☆
総重量が40Kg、天板の大きさが120cm×70cmの大きさであるため、持ち上げるタイミングが最大の難所となります。
1人で組み立てることも可能ですが、不安であれば組み立てサービスの利用や2人以上で実施することをおすすめします。自分で組み立てる場合は電動ドライバーがあると少し楽になります。安価な小型ドライバーで問題なく組み立て可能です。
割合的には付属の六角レンチ6割、電動ドライバー4割程度使用します。
箱の開封 難易度☆ ☆ ☆
到着時の段ボールです。120cm×70cmの天板を2重の段ボールでしっかり梱包しているため非常に大きいサイズとなります。
参考としてティッシュ箱と比較してみます。
1つ目のダンボールを開梱した状態です。天板用とフレーム用で分かれおり、2箱入っています。
足が入っている段ボールを空けた状態。パーツがきれいに並んでいます。
組み立ては取り扱い説明書で11工程ありますが、この開梱が最初の難所です。
組み立て用の部品は番号が振られているため、取り扱い説明書を見ながら組み立てれば迷うことはありません。
Amazonのレビューではねじの欠品などが報告されていましたが、全体的に予備ねじがある本数なので改善されています。
足の取り付け 難易度 ☆ ☆ ☆
足を組み立てていきます。少し重いですが、取り付け自体は簡単です。
床に傷がつくのを防止するために梱包材を下にひき、足のみを組み立てます。寝かせた状態で組み立て、軽くネジを閉めた後に一旦起こし、再度ネジを締め直します。(細かな組み立て方法は取説に記載があります。)
配線の取り付け 難易度 ☆
コントローラや衝突検知用のセンサを取り付けていきます。電動ドライバーがあればすぐに終わります。
配線はマジックバンドでまとめています。
フタをして電源のケーブルを天板に固定します。
デスクを裏返す 難易度 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
この工程が一番大変です。
床に傷をつけないように梱包材を床にひき、自分の足を使ってテコの原理でひっくり返します。
持ち上げられないと判断した場合は無理して1人で行わないこと。怪我します。
デスクの設置 難易度 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
完成した40Kgの机を使いたい場所に移動させる必要があります。
梱包されていた段ボールに足を乗せ、スライドさせながら移動させます。床に傷がつくことを防ぎながら目的の位置へ設置します。
山善 電動昇降式デスクのメリット・良いところ
機能や重さなど、良い点は多くありますが特に良いと感じた点を紹介します。
- 2モーター搭載で高速・安定した昇降動作
- 自分に合う最適な高さへ調整できる
- 幅が広いためデュアルモニタも可能
2モーター搭載で高速・安定した昇降動作
2モーターを採用しているため、昇降時にモーターへかかる負荷が分散されます。1モーターあたりにかかる負荷が下がるため、より小さな回転で動かすことができ、安定かつ静かな動作になります。
動作音は小さいですが、Web会議中だと音が相手に聞こえる可能性もあるため、昇降させるときはカメラOFF・マイクミュートは必須になりそうです。
昇降デスクの分類
- 電動式:ボタン1つで昇降でき、静音で時間もかからない。代わりに値段は高め
- 手動式:昇降に時間がかかる、ハンドルを回す手間が発生、ハンドルが邪魔、代わりに値段は安い
- ガス圧式:力(体重)を掛けて天板を下げる必要がある、頻繁に高さを調節するのは辛い、値段は手動式と電動式の中間
電動式は他の昇降方式と比較して値段が高くなるデメリットがありますが、毎日昇降させて利用することを考えると利便性の高い電動式を選んだ方が後悔することは無くなります。
自分の体に合う最適な高さへ調整できる
1cm単位で高さを調整できるため、半立ちになって椅子の高さを調整することやデスクの下に底上げ用の下駄を置く悩みから解放されます。
最適な高さは身長や座高、体格によって変わるので人ぞれぞれになりますが、1cm単位で高さ調整ができることから「自分に合った」高さへ調整することができます。
机の幅が広いため27インチでもデュアルモニタが可能に
これまではデスクを二つ並べて片方のデスクには27インチモニタ、もう片方のデスクには13インチノートパソコンを置いて使用していました。
幅が120cmと広くなり、1枚の天板でこれをカバーすることができるようになりました。
山善 電動昇降式デスクの注意点
安定性・快適さを得るために全体的に重量のある頑丈なつくりになっているため、、大きさや重さに関する注意点がいくつかあります。
組み立てには作業スペースが必要
天板の大きさが120cm×70cmであるため、組み立てには約2倍のスペースが必要になります。
狭いスペースでも組み立てられないことはないですが、壁にぶつけて破損しないよう注意が必要になります。
コードの長さに注意
デスクが上昇するため、コードの長さに余裕を持たせる必要があります。
壁コンセントが遠い場所に設置する場合は延長コンセントを用意しましょう。マグネット式の電源タップであればデスクの足に取り付け可能なので、スッキリとした見た目を維持することができます。
配線が増える
モーター動作用のコードが増えます。
モニターアームに配線を隠すこと、マジックバンドでケーブルをまとめることでスッキリさせることができます。
移動が大変
天板の大きさもさることながら、総重量が40Kgあります。
一度設置してしまうと移動するのに相当体力が必要になります。
山善 電動昇降式デスクの口コミ
山善 電動昇降デスクの口コミを紹介していきます。
Amazonや楽天などECサイトのクチコミが中心ですが、全体的に高評価であり、満足度が高いことがわかります。
組み立てこそ少し大変ですが、一度設置してしまえば利便性と安定性を得ることができます。
初めての昇降でしたが満足です。
可動範囲も広いですし、高さを記憶する機能や天板の広さなどとても満足です。今のところ欠点なども特に見つかっていません。
Amazon
最高です。
電動昇降デスクを購入するにあたり、1カ月くらいいろいろ調べて悩みました。flexispotがサイズ的には良かったのですが、他の方のレビューを見てやはり中国系よりも日本製と言うことと、あと組み立てオプションを使えるのが山善だったので、それが決めてになりました。
(一部省略)
耐久性は今のところ分からないですが、とても頑丈でしっかりしているので問題ないと考えます。大切に使いたいと思います。
Amazon
山善 電動昇降式デスク レビューのまとめ
【山善(YAMAZEN) 電動昇降式デスク レビュー】コスパ抜群で頑丈な机について解説しました。
ELD-FS(MWH)/T1200(BK) 特徴まとめ
- 天板のサイズが120×70cm
- 2モーター(静音・早い・安定昇降になる)
- メモリー機能(デスクの高さを保存)
- 重量40Kg、耐荷重80Kg(強靭性)
- 衝突検知(デスク・周辺の破損防止)
- 組み立てに力が必要・コツは不要
- 設置すると移動が大変
重さ40Kg、天板の耐重量80Kgと、他のメーカーと比較しても重く・強靭でしっかりとした作りとなっています。
その分、「組み立てが大変」「移動が大変」という注意点もあるため、組み立てのさいは以下のようにすると安全かつスムーズに行えます。
- Amazonの組み立て・設置サービスを使う(一部地域限定)
- 2人以上で行う
Aamazonであれば設置・組み立てのサービスが2,200円で提供されています。
組み立ては1人でも1時間ほどで終えることができますが、1時間を2,200円で買えるとなるとお得なサービスとなります。
山善(YAMAZEN)電動昇降式デスクを半年間利用した後のレビューはこちら。